他の一般書と違って、公式の元になった計算や多倍長計算に関しての記述が多い。金田先生以外が書いた本では円周率計算に関する理由付けをハッキリ書いているところは推しておきたい。また、日本人が書いているだけあって、和算の情報が若干詳しい。というかこの著者さんたちは和算の研究家か。
- p.2 ギリシアの3大難問のひとつとして「円周の長さに等しい線分を作れ」と書いてある。他の多くでは「円と同じ面積の正方形を描け」の記述を見るが、どっちが正しいんだろう?一次文献なんて無いだろうけど、それに近い文献を見ないと何ともいえない。
- p.3 ルドルフ(正:Ludolf)の綴りが違う。あと、彼が求めた桁数は35桁。
- p.5 シャンクスが誤りを出した桁数(528桁目)が違う。ちなみに p.100 では正しい値で書いている。
- pp.116-117 p.116にある ck の定義では p.117 の表が合わない。というかそもそも pp.111, 115, 116 にある公式が間違ってる…。